【エンジニア初級】Javaで文字列の基本的な使い方を知ろう(後編)

今回も、Javaの文字列について解説を書いていきたいと思います。

初めてJavaを勉強するなら、以下の本がオススメです。

すっきりわかるJava入門第3段

スッキリわかるJava入門第3版 [ 中山清喬 ]

価格:2,860円
(2021/4/18 21:19時点)
感想(3件)

Javaで文字列(String)の基本的な使い方を知ろう(後編)

  1. 文字列処理とは?
  2. 文字列を比較する
  3. 文字列を検索する
  4. 文字列を切り出す

1.文字列とは?

Javaにおける文字列の解説は、前回の記事で解説しました。まだ、見てない方は先にそちらを見て勉強しましょう。

【エンジニア初級】Javaで文字列の基本的な使い方を知ろう(前編)

簡単に復習だけすると、文字列は以下のように変数文字情報を格納できましたね。

 String name = "田中太郎";

以降の説明は、以上の知識を前提として進みます。

2.文字列を比較する

さて、Javaにおける文字列の復習が終わったところで、次は文字列処理を行っていきましょう。

まずは文字列の比較です。

文字列を比較するときは「equals」で比較ができます。

操作メソッド
文字の中身が等しいか比較するpublic boolean equals(Object o)
大文字か小文字化を区別せずに比較するpublic boolean equalsIgnoreCase(String s)

文字列Aと、文字列Bをチェックする場合、以下のように比較できます。

String name1 = "田中太郎";
String name2 = "田中太郎";
String name3 = "鈴木一郎"

name1.equals(name2); // ⬅︎ True(一致する)
name1.equals(name3); // ⬅︎ False(一致しない)

// 比較結果を出力してみよう
if(name1.equals(name2)){
    System.out.println("name1とname2の文字列が一致しました。");  //⬅︎ 出力される
}

if(name1.equals(name3)) {
    System.out.println("name1とname3の文字列が一致しました。");  //⬅︎ 出力されない
}
==========出力結果===========
name1とname2の文字列が一致しました。

3.文字列を検索する

次は、文字列の中にある文字を検索する方法を覚えましょう。

文字列の検索のメソッドで、良く使うものを紹介します。

、たなかたろう、という文字の中で「た」という文字を検索する時は以下のようになります。

操作メソッド
「た」という文字列を一部でも含むかを調べるpublic boolean contains(String str)
「た」という文字列から始まるか調べるpublic boolean startWith(String str)
「た」という文字列で終わる調べるpublic boolean endWith(String str)
「た」という文字列(もしくは文字(ch))が最初に登場する位置を調べるpublic boolean indexOf(String str)
public boolean indexOf(int ch)
「た」という文字列(もしくは文字(ch))が最後に登場する位置を調べるpublic boolean lastIndexOf(String str)
public boolean lastIndexOf(int ch)

※文字列(String)と、文字(Char)の違いは、また別の記事で解説します。

では、たなかたろう、という文字の中で「た」という文字を検索してみましょう。

String name = "たなかたろう";

if(name.contains("た")) {
    System.out.println("「た」という文字が含まれてます");  //⬅︎ 出力される
}

if(name.startWith("た")) {
    System.out.println("先頭の文字は「た」です");  //⬅︎ 出力される
}

if(name.endWith("た")) {
    System.out.println("最後の文字は「た」です");  //⬅︎ 出力されない
}

System.out.println("「た」が最初に現れる位置は" + name.indexOf("た") + "番目です");

System.out.println("「た」が最後に現れる位置は" name.lastIndexOf("た") + "番目です"); 

==========出力結果===========
「た」という文字が含まれてます
先頭の文字は「た」です
「た」が最初に現れる位置は0番目です
「た」が最後に現れる位置は3番目です

ここで、「た」が最初に表示されるのは、1番目じゃないの?と思った方は良い所に気づいてます。

Javaの文字列検索では、一番先頭が0からスタートするというルールになってます。

4.文字列を切り出す

最後に文字列の切り出しについて勉強して終わりましょう。

文字列を切り出すときは「substring」で比較ができます。

操作メソッド
指定した位置(始まり)から文字列を切り出すpublic String substring(int index)
指定した位置(始まり)から任意の数だけ文字列を切り出すpublic String substring(int index, int endIndex)

「私の名前は、田中太郎です」という文字から任意の文字列を切り出してみましょう。

String str = "私の名前は、田中太郎です";

// 3文字以降を切り出す
System.out.println(str. substring(2)); // 名前は、田中太郎です

// 6文字目〜9文字目を切り出して名前だけ表示
System.out.println(str. substring(6, 9)); // 田中太郎

substringを使うことで、文章から特定の文字列を自由に切り出すことも可能になります。

以上で、Javaの文字列の使い方の記事は終わりとなります。

Javaの文字列について、もっと勉強するなら、以下の本がオススメです。

すっきりわかるJava入門第3段

スッキリわかるJava入門第3版 [ 中山清喬 ]

価格:2,860円
(2021/4/18 21:19時点)
感想(3件)

===============

以上、Javaで文字列の基本的な使い方(後半)について紹介してみました。

この情報が皆さんの人生のお役に立てれば幸いです。

エンジニアとして日本のITリテラシーを高めていきたいと共感して頂いた人は、是非このブログの拡散とyoutubeの方も見ていただけると嬉しいです。

記事を最後まで見ていただきありがとうございました。

執筆者: hiroエンジニア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です