【エンジニア初級】初心者がまず覚えるべきLINUXコマンド5選-前編

今回は、エンジニア初級でLINUX触った事がないという人向けに、まず覚えるべきコマンドを5つ紹介します。

仕事をする中で使う頻度が高いコマンドを集めてみました。

もしこれからLINUXを勉強したいという方はこの記事を見て勉強してみてください。

初心者がまず覚えるべきLINUXコマンド5選-前半

  1. cd
  2. ls
  3. vi
  4. history
  5. tail

選定基準は、仕事で使う頻度が高い、もしくは知っていれば問題解決の助けとなるものを選びました。これからエンジニアになりたい人は、このブログを毎日読むことでいつの間にかレベルアップしていると思うので一緒に勉強していきましょう。

1.cd

1つ目は、最も初歩的なコマンドである「cd」です。

cd は、change directory つまりディレクトリ移動です。

LINUXサーバーにログインして何かしらの作業をする際に、一番多く使うコマンドなのでLINUX初心者はまず覚えておきましょう。

例えば、以下の例で「ec2user」というディレクトリにいて、「work」というディレクトリに移動したい場合は、以下のコマンドで移動可能です。

例) /home/ec2user/work

$ cd work

また、一つの上の階層に戻る場合は以下のコマンドで戻れます。

$ cd ..

LINUX OSでは、全てのディレクトリに「.」と「..」という特殊な移動先があり、「.」は現在のディレクトリ、「..」は親ディレクトリを表してます。

2.ls

2つ目は、これも最も良く使うコマンドの一つである「ls」です。

lsコマンドは、list segmentsの略で、ディレクトリやファイルの一覧を表示します。

1つ目の「cd」コマンドと同じ例で、lsコマンドを使ってみましょう。

例) /home/ec2user/work

ec2userでlsコマンドを実行した場合

$ ls
work

ec2user配下のworkというディレクトリが表示されました。

しかしcdで説明したようにLINUX OSでは、全てのディレクトリに「.」と「..」が存在しますとお伝えしましたが、上記の表示されていないですね。

実は、「.」「..」のような特殊なディレクトリはlsコマンドでは表示されません(隠しディレクトリのような扱いです)

そのようなディレクトリやフォルダを探すにはls に引数を渡すことで表示できます。

$ ls -a
.
..
work

lsにはもっと詳細なファイルやディレクトリの情報を表示する機能もありますが、それはまた次回説明します。

LINUX初級者のうちは、lsコマンドで、ファイルやディレクトリを表示しながら、cdコマンドで移動していければ何とかLINUXの操作ができると思います。

3.vi

3つ目は、viコマンド、ファイルを修正するときに使います。

例えば、以下のディレクトリで、workというディレクトリにいて、memo.txtを編集したい場合

例) /home/ec2user/work/memo.txt

$ vi memo.txt

というようにコマンドを打つことで、ファイルの編集が可能になります。

開くとこんなメモが表示されているとします。

キーボードの「i」を入力することで編集可能となります。

— INSERT–モードになりました。

メモを修正して、「Esc」を入力すると元に戻ります。

:wqと入力する事で保存して編集を完了できます。

wは保存、qは終了を意味します。

viコマンドは、もっと沢山の便利な使い方があるので、また別の記事でviの詳細を書いていきたいと思います。

4.history

4つ目は、historyコマンドです。

これは過去に実行したコマンドの履歴を閲覧する事ができます。

$ history
1 cd work
2 ls
3 ls -la
4 vi memo.txt

LINUX初級者が、このコマンドを覚えた方が良い理由は、以下の2点です。

  • 作業を頼まれた時に、過去の履歴から同じような作業をしているものを探す事ができるから
  • 過去の作業記録を見るすることで、開発現場で必要なコマンドを勉強できるから

また、historyを実行すると過去に実行した順番がナンバリングされていることに気づくと思います。

!数字という実行で過去に実行したコマンドを再実行できます。

$ !3
> ls -a

memo.txt

4.tail

5つ目は、tailコマンドです。

このコマンドを入れた理由は、仕事で使う頻度が高く、覚えておくととても調査が楽になるからです。

このコマンドは良く、ログの調査で使われます。

例えば、application.logというログを監視するときに以下のコマンドを実行します。

$ tail -f application.log

この状態で、アプリが起動するなどして、ログに書き込みが増えた場合新しく追記された箇所のみがコンソールに出力されます。

$ tail -f application.log

2021・・・略・・・・

これは、何か特定の作業をしてログを確認するときなどに重宝します。

LINUXを触る開発者なら、知っておくことで調査の生産性が高まります。

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以上、初心者がまず覚えるべきLINUXコマンド5選-前半について紹介してみました。

この情報が皆さんの人生のお役に立てれば幸いです。

エンジニアとして日本のITリテラシーを高めていきたいと共感して頂いた人は、是非このブログの拡散とyoutubeの方も見ていただけると嬉しいです。

記事を最後まで見ていただきありがとうございました。

執筆者: hiroエンジニア

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